いきがい農業者の会は1月15日、JA中野市日野・長丘・平野事業所で肥料・農薬・資材の説明会を開きました。同会は後継に経営を委譲した農業者を中心に組織され、1999年に発足。農薬をなるべく使わず安全で安心な農産物を生産し、地元の消費者に提供することを目的に、232人の会員が直売活動や学校給食への野菜供給、食育支援などの活動をしています。説明会では、JA中野市の技術員が主要品目である丸ナス、生食トマト、ミニトマト、パプリカなどの施肥基準や防除暦を説明し、特に学校給食への供給を行っている農家については、人にも環境にも優しい有機肥料を主体に使うことを確認しました。また、病害虫対策について、技術員は「昨年はコナジラミが大量に発生し、その多くが越冬していると考えられる。コナジラミの被害は、商品価値の低下や病気の媒介などがあり、収量性にも大きく影響する」と話し、早めの対策を呼びかけていました。