8月25日、中野市とJAは農業経営にビジネス感覚を取り入れたセミナー「信州なかの農業経営塾」を開講しました。このセミナーは農業を取り巻く環境の変化に対応できる、優れたビジネス感覚を持つ農業経営者育成を目的に、来年2月まで全6回開催される予定です。
第1回目は20~40代の若手農業者とJA職員、計15人が受講。講師のコンサルタント会社「株式会社ビット89」代表の吉田健司氏は「経営学の基本は『投資したものは回収する』こと。今回セミナーで何かを学びとり、投資した時間は経営者として必ず回収しましょう。」とあいさつし、講座がスタートしました。
講座前半では、国内の大企業を例に上げ、企業が持つ「理念」や、事業計画を立てることの重要性を説明。後半では受講生が班に分かれてのグループ作業を実施しました。「繁忙期の人員の確保が大変。でもそれを乗り越え、美味しい作物ができた時に喜びを感じる」といったお互いが感じる農業のやりがいや問題などを共有しました。
参加者の一人は「『経営』と聞いて難しいものを想像していたが、とてもわかりやすかった。残りの講座も皆で交流を深めながら楽しく学んでいければ」と語りました。