7月11日と12日、果樹や菌茸類における市場の情勢を知ることや都市型農業の実態を学ぶため、東京都の大田市場と都市部の世田谷にある園地を視察しました。
初日はJA世田谷目黒、世田谷ブドウ研究会員の木村ぶどう園を視察しました。住宅地に囲まれた場所に位置する約20アールの圃場で、ぶどうや野菜を栽培し、主に観光農園として経営されていました。また、圃場の隣にはカフェが併設され、農産物の直売も行っていました。このブドウ研究会は都市型農業の目的として、利益だけを求めるのではなく、地域の子どもたちが身近なところで自然とふれあう大切さや、地域へ新鮮な農産物を提供することとしているそうです。
翌日に視察した大田市場では、場内の見学後、東京青果㈱との意見交換会を行いました。
研修後、竹内委員長は「都市部でも、食を担う農業が地域貢献へつながっている大切な産業であることを感じた。充実した研修になったと思う。」と話していました。